そして飽食の時代へ…

人類にとって長く続いた飢餓の時代に、やっと獲得した「飢えに強い遺伝子(節約遺伝子)」でした。しかし、現代のように、飽食の時代が訪れ、食事の量が増えると、この節約遺伝子の働きが裏目に出てしまうことになりました。つまり「エネルギーの貯めすぎ」という形で…。エネルギーを貯めすぎた結果、肥満を引き起こすようになり、飢餓に適応してきた身体が変調を起こしてしまっているのです。

人間の肥満の歴史(飽食の時代)はまだ始まったばかりです。数百万年かかって獲得してきた節約遺伝子がそう短期間でこの状況変化に対応できるはずがありません。また、そうやすやすと適応してしまっても良いのかとも考えることもできます。

やはり節約遺伝子を持つ人間には、肥満は「普通の状態」とは言い難いでしょう。食事や生活でエネルギー量を上手にコントロールすれば、それだけ身体を自然に近い状態に保つことができ、それだけで健康にも美容にも良い結果を現すはずです。

人間にとっての「飽食の時代」がいつまで続くかわかりません。人口増加や環境破壊など、不安要素は数限りなくありますが、ここしばらくはこのままの状態が続くと思われます。 そうなると今度は飢餓ではなく「人間と豊かさ」の戦いが始まっているのかもしれませんね。

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