しっかり噛んでゆっくり食べる…

早食いの人は太りやすいって知ってますか?
実際にしらべた結果があるそうなのですが、ゆっくりと食べる人よりも、丹治餡で食事をする人は太りやすいそうなのです。

お腹に食べ物が入ると、レプチンという物質が脂肪細胞から出てきます。それが満腹中枢に伝わって「満腹感」を感じるのですが、食事を始めてから15~20分ほど経過しないと働かないのです。ですので、15分以内で食事を終えてしまってはこの満腹感が得られないのです。結果として、食べ過ぎになり肥満になってしまうと言うわけです。
噛む回数が少ないのも肥満の人によく見られる特徴です。良く噛まないで飲み込んでしまうので時間がかからない。早食いになる。肥満につながる。良いことはありませんね。だいいち、内臓にも負担になります。

噛む回数が増えると、大脳の視床下部にヒスタミンという物質が出てくることがわかっています。このヒスタミンは、レプチンと同じように食欲抑制作用があるので食べ過ぎを防ぐ防波堤の役目をしてくれます。良く噛まないとこの食欲抑制作用が働きません。

最近は、肥満外来という診療科があるようですが、そこでは肥満の治療方法として「良く噛むこと」を指導するそうです。

  • 30回噛むまで飲み込まない。
  • 30回噛むまで箸を置く。

などの指導が行われるそうです。実際に、これで効果が上がっているそうです。

最近の日本人の食生活は、固い食品を敬遠し、ハンバーグなどの柔らかい食品を好むためあまり噛まなくても食べられる、噛む回数が少なくなっているのが特徴なのだそうです。あまりにも噛まないのであごの発達が遅れて歯並びにも影響が出ているとか…。
ダイエットを行うなら、良く噛んでゆっくりと味わって食べるようにしたいものです。

余談ですが、食事時間が長すぎる場合も太りやすくなる傾向が出てくるそうです。長い食事時間のために、つい食べ過ぎてしまうことから肥満になってしまうのだとか。では、どの位がちょうど良いのかというと、大体20~30分程度の食事時間が肥満者が少ないという結果が出ているようですよ。

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