エクササイズは、腹圧を入れて背筋をまっすぐにした正しい姿勢で行うことが大切であることは前にも書きました。しかし、人によっては体の重心が偏っていて腹圧を入れにくいということがあります。重心が偏っていると、正しい姿勢が取れないだけでなく、筋肉や脂肪の付き方も偏ったクセのある体型になってしまいます。
そこで、重心の位置を正して、姿勢をある程度矯正してから、エクササイズを行うことが必要になってきます。
幸いなことに、重心と姿勢のクセは、簡単なストレッチでなおすことができます。姿勢を矯正してから行うエクササイズでは、ただ筋肉をつけて痩せるだけでなく、体型そのものを改善し、シルエットを美しく整える効果も充分に期待できます。
では、自身の体型のチェックはどうするのかというと…
まずは、自分が「つま先重心」なのか「かかと重心」なのかをチェックしてみます。
人間は、足の親指の付け根にある拇指球(ぼしきゅう)、小指の付け根、かかとの3点でバランスを取って立っています。小指の付け根については大体の場合加重できているものなのですが、つま先側、かかと側に、前後の重心のバランスが偏っている場合が多いのです。
以下のセルフチェックで自分がどちらの重心タイプか確認してみましょう。
ちなみに、私の場合は、どうやら「かかと重心」のようでした。
体型のセルフチェック方法
つま先重心・かかと重心、あなたはどっち?
まずは重心の偏り具合を確かめてみましょう。 全身の力を抜いて、目をつぶって立ちます。この時、かかととつま先のどちらに、より多く重心を掛けているかを感じ取るようにします。 |
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もうひとつ、重心の偏り具合を確かめる方法です。 1センチ程度の厚さの本をかかとの下に敷いて立ってみましょう。同様に、今度はつま先の下にも本を敷いて立ってみましょう。 |